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父の他界2 ~葬儀会場で~ [日常]

葬儀会場にいく際、言われたのが
病院で書いて渡してくれた「死亡診断書」を肌身離さず持っていてくれとのこと。

葬儀会場でも必要になるし、その後の手続きや、火葬する際の許可書も
これがないと発行されないそうです。

母は耳が遠いので、僕が霊柩車に乗り、「死亡診断書」を持っていきました。

葬儀会場につ行くと、遺体の安置方法について、
どのようにするか?宗派があるか?等聞かれました。

正直、宗教のことはよく分からなかったので、
一般的にやっている仏教のやり方で準備してもらいました。

しばらく、家族と待っていると「準備が出来ました」と呼ばれ、
きれいになった父と対面し、死水を行いました。
死水とは、わりばしにつけたガーゼに水を含ませ、
唇を拭くことをいいます。
臨終の際、口を潤すために行うとのこと。

それから、お線香をあげて一息ついた後、少しだけ打ち合わせ。

喪主は母がつとめること、今回、両親の希望により家族葬で行うこと、
宗派はなく、無宗教で行うこと等を伝えました。

それから友引は火葬場がやらないため(最近はやっているところも増えているようですが)、
木曜には告別式が出来ず、金曜は激混みとなるため、
金曜にお通夜、土曜に告別式が最短と言われました。
詳しくは翌日うちあわせの連絡の際に、火葬場の状況を調べて教えてくれるとのこと。

夜もだいぶ更けてきたので、この日はこの辺にして家に帰りました。

取り急ぎ、銀行など金融機関は、
本人が死亡したことが分かると相続の関係でもめるのを防ぐため、
口座を凍結してしまうということで、
翌日はキャッシュカードで降ろせるだけお金を降ろしておこうと話して姉は帰り、
僕は実家に泊まりました。

さすがにこの日はほとんど寝れませんでした。

~その3に続く~


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父の他界1 ~あまりにも突然な知らせ~ [日常]

  (今回はかなり重い話になりますので、見たくない方は見ないで頂いた方がよいかと思います。
  自分の記憶が定かなうちに残しておきたいのと、
  あまり考えたくないものの、皆がいずれ避けては通れない道ではありますので
  なにかの参考になればと思いアップすることにしました。)

1月19日の夜にかかってきた電話を私は生涯忘れられないでしょう。

夜19時ごろだったか、その頃私は自宅で御飯を食べ終わり、
一休みしていました。

携帯が鳴り、番号を見ると茅ヶ崎もしくは鎌倉の市外局番で見慣れない番号・・。
そういえば正月に電話がかかってきて留守電が入っていた
鎌倉の友達がいたので、彼が家からかけてきたのかな・・
とか思いつつ、普段あまり知らない番号には出ないのだけど、
何気なく出ることにしました。

すると・・

「こちらはXX病院です。XXさんの息子さんですか?」

「え?は、はいそうですけど・・。」

「XXさんが、本日こちらに入院されまして、意識のない状態が続いています。
一度、心臓が止まり、心臓マッサージをしてなんとか動き出したのですが、
また危ない状態です。
もう1時間以上、続けていますが反応がないので、
人工呼吸器をつけるかこの場で判断していただきたいのですが。」

?! なんで? 

だってつい1週間前、うちの近くの温泉施設に
それぞれの両親を読んで、新年会やったばかりじゃん。
その時は全然普通だったのに・・。

「そ、それは今決めないといけないのですか?母と相談したいのですが・・」

「もう1時間以上マッサージを続けているので、今すぐ決めてください。
お母さんとお話ししますか?」

「お願いします。・・あ、お母さん? どうしたの一体、大丈夫?」

「もしもし、SIN? お父さん、今日急に経てなくなって入院したんだけど、
もう人工呼吸器をつけても意識は戻らないんだって。可哀そうだし、もうつけなくていいよね?」

と涙声の母の声が聞こえました。

私もおそらく母も、脳裏に浮かんだのは2年前のこと。
同じように立てなくなって入院した父は
横紋筋融解症という筋肉が溶ける病気から腎不全を併発し、
意識がなかったり、おかしかったりした時期がありました。
その時、最悪の時を考えておいてくれ・・と言われたことはありましたが、
今回はいきなり決断しろとのこと。

あとで聞いたところ、母も急に知らされ、子供が来るまで待てないか聞いたのだけど、
もう1時間以上やっており、即決してくれと言われたとのこと。
姉には先に連絡がいっていたものの、車で向かっている途中だったことから電話に出られず、
僕のところにかかってきたのでした。

あの時のことがなかったら、僕も決められなかったかもしれません。
ただ、あの時2ヶ月以上父の看病に追われた母のこと、
また常日頃から人工呼吸器をつけてまで生きていたくないと
両親が言っていたことを思い出しいていた僕は、

「・・うん、うん、もういいよ。お父さんを楽にしてあげようよ。」

と無意識のうちに言葉に出ていました。

電話を切った後、急いで病院に向かうことにしました。

どうやっていこうか・・と考えていたら、
事情を聞いた妻が車は気が動転していて危ないから、
電車で行って泊まっていきなさいといいながら、素早くタクシーを呼んでくれました。

電車の中で先に病院に向かっていた姉からメールがあり、
あれからほどなく父が亡くなったことを知りました。
まだ悪い夢を見ているような感覚でした。

駅に姉が車で迎えに来てくれ、病院に行きました。

そこには、口がぽっかり空いて、まるでぐっすり眠っているかのような
父の姿がありました。
さすがに涙をこらえきれず、しばし泣きました。

その後、落ち着いてから看護師さんや先生の話を聞きました。
だんだんと状況が分かってきました。

ここ数日、風邪でほとんど食事が取れなかった父は
この日の朝、動けなくなってしまい、母が救急車を呼んで病院に搬送されました。

ただ、この時意識ははっきりしており、退院しますか?と言われたとのこと。
母は歩けないのに退院しても困るから(家は階段のみで4階なのです)、入院させてくれといい、
入院が決まりました。

一度、帰って入院に必要なものを持ってきた母は
帰り、父と普通に別れてきたそうです。
父は「また迷惑をかけてスイマセン・・」といっていたそうです。

その後、夕食を食べようとベットを降りようとした父が、倒れてしまい動けなくなったので
同室の人が看護師さんを呼んでくれたとのこと。その後一度意識は取り戻したものの、
様態が急変し、母に連絡がいき、病院に着いた頃には危篤状態で冒頭の選択を迫られたようです。

受け取った死亡診断書には直接の死因は「肺炎」で、
それを誘引した要因として「腎不全」と「ぜんそく」と書かれていましたが、
医師の話では、頭になんらかのイベントがあったのではないか・・と見ているとのことでした。
となると一番は食事の前に倒れた時となるんですが、もはや定かではありません。

死因をはっきりさせるために解剖して調べることも出来るとのことですが、
母とも話して、死因が分かったところで父が戻ってわけでもないし、
父がバラバラにされるのはさすがに耐えられないのでお断りしました。

両親が会員になっていた葬儀会場に連絡し、葬儀場の人に来てもらいました。
しばらくして、父をきれいにしていただき、一緒に葬儀場にいって父を安置することにしました。
(家に連れて帰ることも出来るのですが、
家は4階だし、仏さんにずっと居られても家族が困るし・・ということで
式までの間、安置してもらうことにしました。)

この時点から、悲しみも癒えぬ間に
父をおくるための準備が始まったのでした・・。

続きは次回に。


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ご報告 [日常]

ブログのほうは全然更新しないうちに年があけてしまいました。
皆さま今年もよろしくお願いいたします。

実は1月19日月曜の夜、父親が他界しました。

それから実家に泊まって準備したり、いろいろして
今日(24日)に家族葬で
お別れ会(一般でいう告別式)を済ませてきたところです。

月曜から今日まで起こった出来事や、やったことなど
備忘録的に何回かに分けて残していこうかと思っています。
(途中で挫折するかもしれませんが・・)

とりあえず、今夜は疲れたので寝ます・・。


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アンサンブルエンメ 第25回演奏会(ご案内) [合唱]

いよいよ、県庁合唱団の演奏会も直前になってきました。
3日前ぐらいに軽く風邪をひいてしまい、喉が腫れており、
当日までに治るか最悪ひどくならないことを祈るのみでございます・・。
(さすがにアルコール自粛中)

さて、そんな中ではありますが、演奏会台のご案内第二弾を。
アンサンブルエンメは、社会人になりたての頃から長野に行くまでの間、
参加していた合唱団で、今もたまーに歌っています。

前回は2009年に初心の歌だけのったのですが、
体調不良&練習不足もあり完全に消化不良でした・・。

今回は、男声合唱もやるということで、指揮者のK田さんに口説かれ、
どうせなら・・と全ステージ乗ることにしました。

「ENSANBLE M(アンサンブル・エンメ) 第25回演奏会」 

日時:2014年12月6日(土) 18:30開場 19:00開演
場所:港南区民文化センター ひまわりの郷
前売り:300円、当日500円、学生:300円

Ⅰ 川崎洋の詩による五つの混声合唱曲 「やさしい魚」

この曲集は僕が大学入って1年だった時に、先輩達が歌っていた曲で、
面白い曲集だなあ・・と思って聞いていた記憶があります。(多分、ジョギングの唄)

「鳥が」はあまりにも有名なので、何回か歌ったことがありますが、
全部の曲を歌うのは初めてなので、楽しみです。


Ⅱ 男声合唱組曲「わがふるきひのうた」より

今回、エンメで歌うことになったきっかけとなった曲です。
いやー、やっぱり男声合唱、それも「ただたけ」となると合唱人の血が騒ぐ。

ここんとこ、本格的な男声合唱をやっていなかったので、
楽しんで歌っています。

時間の都合で、2,3番はカットしていますが、それでも聴きごたえはかなりあると思います。


Ⅲ 「三声のミサ曲」より(女声合唱)

合宿の時に一度拝聴しただけですが、ミサの響きに女声合唱はあっている気がするので、
本番当日にどんな音色を聴かせてくれるのか、楽しみにしています。


Ⅳ 混声合唱とピアノのための「すこやかに おだやかに しなやかに」

初めて歌う曲です。
とても長い曲があったり、歌詞が教訓じみてるなあ・・と思うこともありますが、
全体を通して歌うと、バランスは良いのかな・・という気がします。

「アイツのせいにしていると 私はアイツに閉じ込められる」

・・なるほど、確かにそうかもしれませんね。

久々に、エンメの皆と歌ってみて、
レギュラーで歌っていた頃と、いい意味で皆変わっていなくて、
すんなりと中に入ることが出来ました。

チケットご希望の方はご連絡ください。

s2_2014Mweb.png


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神奈川県庁合唱団 第39回サロンコンサート(ご案内) [合唱]

いよいよ11月、演奏会シーズンに入ってきました。
今年は、僕は2つの演奏会に出演します。

まずは恒例のこちらから、御紹介を。

 「神奈川県庁合唱団 第39回サロンコンサート」

日時   : 2014年11月25日(火) 18:30開場 19:00開演
場所   : 神奈川県立音楽堂(木のホール)
指揮   :  吉田孝古麿、上杉明   ピアノ:岩谷 尚幸 
入場料:  1,000円(全席自由)

毎年恒例の県庁合唱団のサロンコンサート。

今年は指揮者のマロ先生の指揮者生活60周年&県立音楽堂会館60周年を記念して、
ついに初めて県立音楽堂で単独のコンサートをやる運びとなりました。

オープニング 「空~翼を広げて」

第1ステージ 「地球へのオマージュ」 ~吉田孝古麿編曲集~

愛のシンフォニー、地球のしあわせ、Tommorow、地球の仲間、Believe

 マロ先生が今まで合唱祭の全体合唱で編曲してきたどこかで聞いたことのある5曲をまとめました。
 組曲用に作られていないので、1曲1曲、同じように最後は盛り上がって終わります。
 あと、同じような曲が多いので暗譜が大変・・とか歌う側はいろいろありますが、
 馴染みのある曲が多いので、聞いている側は楽しんでもらえるのではと思います。


第2ステージ 混声合唱とピアノのための組曲「鎮魂の賦」
           作詩:林 望   作曲:上田 真樹
 
 

  数年前にアミーゴでもやった組曲です。

 遅かれ早かれ、人間はいつかは必ず別れがくるものですが、作曲者の上田さんは楽譜の前書きで、
 「死を悼むレクイエムではなく、温かい気持ちで死者の魂と心が通わせられるようなレクイエム。
 
  すべての人がとこか懐かしく思えるような無宗教レクイエム。そういう鎮魂曲を書いてみたい。」
  と思いながら作曲したそうです。

 ・・我々の演奏から、なにかそんな温かいものを感じとっていただければ、幸いです。
  
 


第3ステージ
 ミュージカル「オペラ座の怪人」より
        作曲:アンドリュー・ロイド・ウェーバー 
 

さて、県庁合唱団のメインといえば、やっぱりミュージカルステージですね。
今年は以前もやった「オペラ座の怪人」をやります。

前やった時はまだ長野に居て、練習もほとんど出れないままのったので
正直、消化不良気味でしたが、
今回は「怪人」のソロもいただき、気合が入っております!
今のところ一番の課題は・・当日の体調とあとはマスクをいかに早くつけるかですかね・・。


EPSON001.JPG  

 
 
 

いままでのみなとみらい小ホールに比べ、キャパもかなり増えました。
1人でも多くのお客さんの御来場をお待ちしております!


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